「不登校」について語りませんか 無事終了

検討委員会・藤井です。

フリースクール検討委員会主催イベント『「不登校」について語りませんか』、無事終了しました。参加者は当初の予定どおり約20名。当事者のお子さんはいませんでしたが、親御さん、元当事者、親の会スタッフ、フリースクールスタッフ、新聞記者さんなど幅広い層の方々に来ていただけました。

ファシリテーターを設置して、参加者各人の素直な気持ちを話してもらい、それを否定しないというスタンスで話を進めました。「不登校」という現象は様々な不満を内包しているので、どうしてもそのぶつかり合いというものが起こってしまうのですが、私たち検討委員会として、そしておそらくは苫小牧としてもはじめて本格的に「不登校」という現象に向き合っていくのであれば、議論ではなく、まずそれぞれが語る言葉とその意味を受け止めることから始めてみました。そして昨日に関しては、こういった「場の設定」は有効に機能していました。参加者各人の率直な話から、相互の理解と、課題の発見と、次へ進む道筋を見つけられたと思います。特にほとんどの親御さんから「参加してホッとした」という言葉を得られたのは良かったです。

いろいろな意見・考えが出された中で、プライベートな話題はここでは書けないのですが、大きなポイントと思われるものを2点あげてみます。

ひとつは「親の会」の要望が多く見受けられたこと。これは検討委員会の例会でも「フリースクールより前にまず親の会を作った方がいいのでは」という形で意見があがっていました。おそらく次の目標は、この「親の会」設立になるのではないかと考えます。小規模なものからで構いませんし、毎月じゃなくてもいいですが、継続できる形にはしたいところです。

もうひとつは「積み重ね」の問題。不登校に限らず、ひきこもりでも、若者の就労支援でも、ホームレス支援でも、生活困窮者支援でも・・・。各地で様々な団体・個人がこれまで長年にわたって活動をしてきています。そこで積み重ねられた知識・ノウハウがあまり、というかほとんど共有されていない。不登校支援の歴史は20年を超えるもので今回のような不登校イベントとその中で語られたことは、先行している他の地域ではすでに何度も語られてきたものです。こうした知識・ノウハウを知らずにゼロから取り組みを進めていくのと、ノウハウを自分なりに解釈しながら活用していくのと、長い目で見たときにどちらの方が負担が少ないかは明白です。一方でノウハウを共有・応用していくのは言うほど簡単ではない側面もあります。それでも、先行して取り組んでいる方々のノウハウを活用していく方向で私たちは活動を進めていければと考えます。実際、札幌や函館のフリースクールから「応援します」とのメッセージを頂いてますので、せっかく差し伸べてもらった手をうまく活用していけるよう、それこそ「検討」していきます。現実的に考えていくのであれば、「なぜ共有が難しいのか」という背景について考えていく必要もありそうです。

さて、今後の予定です。

次の土曜日となる7月4日、今回のイベントの会場として使わせてもらった「放課後等デイサービスぽっけ」にて地域居酒屋が開催されます。ここの一室を「フリースクール検討枠」としてお借りして、飲み食いしつつ、いろいろ話ができる場にします。詳細はこちらを参照してください。http://www.kokanet.org/archives/349

7月13日には、フリースクール検討委員会・例会9回目を開催します。今回のイベントで話されたことを受けて、今後の動きについて考え合う場になります。関心のある方でしたら、どなたでも参加できますのでお気軽に顔を出してみてください。途中参加・途中退席OKです。詳細はこちら。http://www.kokanet.org/archives/401