作成者別アーカイブ: 藤井

2 / 36≫|

不登校・親の会19回目+子どもの居場所のご報告

2月25日(土)、親の会+子どもの居場所を開催しました。
親御さん7名(うち新規1名)・お子さん3名が参加。また子ども支援に関心がある若者サポートステーションの利用者が1名参加しました。

先月に引き続き、講師のお招きしての勉強会を行ないました。
目に見える行動と、内面の感情・気持ちの違いがテーマ。
分かりやすい例としては、子から親、親から子への怒りは、個々のシチュエーションにおける一時的なものであり、内面の感情として相手を否定しているわけではない。
根っこのところでの愛情は消えていない。
それは夫婦間でもそうでしょう。
人は焦ると、外に見える相手の行動だけで物事を判断してしまいがちですが、その内面の感情を想像することができれば、コミュニケーションの不備を後から軌道修正することはできます。
具体的な内容はここでは書けませんが、上記のようなことについての話を参加者各人のエピソードを紹介してもらいながら行なったのでした。

ある参加者の過去の辛い経験が、他の参加者の今の辛い経験を突破するヒントになる。
当事者どうしの集まりならではの良い流れが生まれています。

次回の開催日は現在調整中です。
正式に決まりましたら、改めてお伝えします。

oya01

oya02

教育機会確保法について考える

成立までの過程において様々な紆余曲折があった『教育機会確保法』が成立されました。
概要を分かりやすい形で知るには、ひとまず下記リンク先が参考になるかと思います。

「教育機会確保法 不登校対策は」(くらし☆解説):NHK解説委員室
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/263477.html

充分な議論がされないまま急いで成立されてしまったことによる課題や懸念が残っています。
本来は従来の学校とフリースクール等を含めた他の学びの場が対等な位置付けとして「多様な学びの場」であることが保障されるべきという理念を持って成立が望まれた法案でしたが、現状は最終的には学校復帰が想定された不登校対策の法律という位置付けになってしまっています。
対等なものではなく、ある種の差別が内包されてしまっているのではないかという懸念。

3年後にはそれまで法律がどう機能したかを前提とした見直し措置がされますが、どのように機能されたかの判断がどういう基準でされるのかも不透明です。

と言いつつも、成立した以上はこの法律を不登校状態の子どもやその親御さんがどう有効活用するか・できるのかを考えるのが今は建設的と言えるでしょう。
今月の親の会(2月25日18時~)でも、この法律についての話を参加者どうしで行なう時間を設けます。

不登校・親の会18回目+子どもの居場所のご報告

1月21日(土)、今年最初の親の会を開催しました。
親御さん8名・お子さん4名が参加。

12月開催の17回目では、初の試みであるスカイプを使っての遠距離の講師の方とやり取りをするミニ勉強会を行ないました。
それを受けて今回は、先月の講師の方を直接お招きして、不登校状態のお子さんへの接し方、お子さんとお母さん自身の客観的な捉え方といった辺りについての勉強会を開催。参加者の親御さんから好評を得ることができました。
ワークショップ形式で、参加者自身が考えて記述することで、より理解を深められたのではないかと思います。

勉強会は今後も継続する予定です。
またスカイプを使った対話も問題なくできることが分かりましたので、様々な地域の親の会や不登校支援を行なっている団体と直接対話できる場も用意していけたらと思います。

来月の親の会は、2月25日(土)を予定しています。
正式に決まりましたら、改めてお伝えします。

2 / 36≫|