全道のつどい 参加してきました 1日目

10月3~4日、札幌エルプラザで開催された『不登校・登校拒否を考える 全道のつどい』に参加してきました。
今回が第16回目ということで、16年の歴史があるイベントです。
全道という名前に偽りなく道内ほぼ全域から当事者(元当事者含む)、当事者の親御さん、支援者、不登校に関心を持つ人など多数集まります。
苫小牧ではまだまだたいした取り組みはできてないのですが、発信だけは行っている成果なのか、そこそこ各地で苫小牧のことを認識していただけてるようです。ありがとうございます。

1日目が交流会、2日目が講演&分科会という構成。
初日は途中で『生きづラジオ』に抜けたので、自分はあまり密なやり取りができませんでした。
それでも不登校支援のこれまでの歴史や、函館のフリースクールの取り組みなどについて聞けました。
親の会は90年代から設立され始めてますが、フリースクールやそれに類する支援は2002年頃に一度活発になります。
その後、フリースクールは全体的に運営難を抱えつつ無くなったり生き残ったりといった状況が続く。
そして2011年の東北の震災のときに、被災地支援という観点でクローズアップされるようにもなります。
2015年現在は、困窮者枠での学習支援という位置付けも与えられています。
フリースクールは、各ご時世の社会的課題の影響も受けているということになりますでしょうか。
フリースクールは海外が発祥で、元々は不登校とは関係なく始められたものでもあるんですよね。
いろいろな定義付けができるのがフリースクールの特徴と言えますが、逆に言えばそれが「分かりやすさ」の妨げになっているのかもしれません。
ただ、不登校や学習の捉え方が「分かりやすく」なるのは、それはそれで危険だとも思うのです。

札幌のみならず、函館や帯広など各地ですでに実践しているフリースクールの話をスタッフから直接聞くことができるのが、このイベントのメリットのひとつ。
特に立ち上げ時の話は、とても参考になります。
学習支援は難しいですが、居場所支援を立ち上げるのは比較的楽そう(あくまで「比較的」ですが)。
もちろん継続運営には課題が多いのですが、現状はできることをまずピックアップするというのが大事なんですよね。

2日目については、また改めてお伝えします。(藤井)

[2日目についてはこちら]