カテゴリー別アーカイブ: 親の会

不登校の親の会に関する投稿です。

不登校・親の会10回目+子どもの居場所のご報告

5月21日に開催した親の会10回目の報告です。

親御さんの参加が増えてきたことを受けて、いつもの和室から広めの部屋に場所を移しての開催となりました。
新規の方1名を加えた7名の親御さんが参加。
最近レギュラー参加となっている家庭教師ネットワークの講師の方にも引き続き参加していただいてます。

新規のお母さんは親の会がどういう場所か今ひとつ分からず、若干の緊張を持って参加されたとのことですが、すぐにここが安心して話せる場所だと察していただけたようで、本音に近い話を活発にされていました。

当初は新規組と常連組の2グループに座席を分けるという案がありましたが、参加者各人の意向でひとつのテーブルを囲んでの話し合いになったようです。
学校に行けないという状況に過度の負い目を感じてしまうお子さんは多いです。
そこに「死」という言葉が浮かんでしまうのも残念ながら現実の話です。
無理に学校に行くことで「死」というイメージが浮かんでしまうくらいなら、ひとまず家にいて生き延びることを選ぶというのは当然の選択でしょう。
そういった実情を前提にしたときに、参加されている複数の親御さんからは「学校に行けないお子さんに対しては過保護でいい」、「学校で死にそうになっているくらいなら家の中で元気であった方がいい」という言葉が自然に発せられていたのが印象的でした。
学校は学びの場のひとつに過ぎず、そして「生きていてこそ」学べる、ということなのでしょう。

お子さんの居場所の方は5名が参加。
前回からプラス1名。少しずつ浸透してきているようです。
こちらも新規のお子さんがいて、当初はお母さんと一緒でないと部屋に入れないようでしたが、すぐに他のお子さんと打ち解けられたようです。
「学校に行くの辛いよね」といった話をお子さんどうしでしていたようで、これは本当に良かったなと思います。
こういう気持ちを自分の中にしか留めておけない、あるいは親御さんにしか伝えられないことに辛さの一因があると思います。
それを同じ年代で同じ境遇の他者との間で実際に言葉に発して思いを共有できることはとても大きいはず。
まずはそこからでしょう。

今回は女子のみ5名。
これだと男子が参加しづらいのが現時点での課題です。
男子も2~3名で参加してもらえるとグループが作れるのですが。
とはいえ強制的に参加してもらうものでもないので、今後どう自然な促しができるかがポイントになりそうです。
もうひとつの居場所『ゲーム学習会』に誘導するのもひとつの手か。
そんなゲーム学習会のお知らせも近々こちらのブログでお伝えできる予定です。

イベント『学校について語りませんか』、いよいよ今週末5月29日に開催です。

【お知らせ】『学校』について語りませんか


我々FS検討委員会メンバーのほか、学校の先生、元不登校当事者、若者サポートステーション利用者、他の地域の親の会メンバー等々、多彩な顔ぶれが参加する予定です。
カレーも食べられるようなので、昼食がてらの参加もOKです(カレーは200円で提供)。
関心のある方はぜひ参加を検討してみてください。

次回の親の会&子どもの居場所は、6月25日(土)開催で決定しました。
さらなる詳細が決まりましたら、改めてお伝えします。

「第10回 不登校の親の会」のお知らせ

とまこまいフリースクール検討委員会「不登校の親の会」を開催します。
同じ悩みを抱える者どうし、お子さんの不安・ご自身の不安
学校への不安などを「安心」して話せる場になります。
お菓子を食べながら、のんびり話し合いましょう。
こちらで話されたことは、この場だけに留めます。

日時

2016年5月21日(土) 18:00〜20:30 ※途中参加、途中退場自由
 ※前回より30分はやい開始時刻となっております。

場所

苫小牧市民活動センター 3F講習室 (苫小牧市若草町3丁目3番8号)
※今回から市民活動センター内での使用部屋を変更しております。

※会場は一時的にお借りしているだけですので、市民活動センターへのお問い合わせはご遠慮ください

[親の会に関してのお問い合わせ]

気軽にご参加お待ちしております。

※日時、場所等は変更になる場合がございます。
その場合、こちらのページで告知致します。

主催 : とまこまいフリースクール検討委員会
協力 : フラワーパレット苫小牧

不登校・親の会9回目+子どもの居場所のご報告

4月23日に開催した親の会9回目の報告です。
今回は一人のスタッフからの発案で、親の会と併設した子どもの居場所を試験的に併設してみることになりました。
急な告知だし、いきなりお子さんが来ることはないだろうと我々スタッフは油断していたのですが・・・。

ふたを開けてみたら初回にも関わらず、お子さんが4名参加。
しかも親御さんも過去最大の7名参加。うち1名は新規で来ていただきました。
外部ゲストとして先月に引き続き、不登校の子どもにも対応した学習支援をしている全国家庭教師ネットワークの苫小牧担当講師の方にも参加いただいてます。
いつもありがとうございます。

何より、お子さんの参加が驚きと同時に嬉しかったことなのですが、常連となった親御さんどうしで声をかけあって、お子さんの参加を促していただいたようで。
親の会の目的のひとつである当事者間の相互ネットワークがすでにしっかり構築されていたんだなと。
また、手前味噌ではありますが、9回という継続期間の中で我々運営側と親御さんの間に相応の信頼関係が構築できていた、という見方もあるのかも。

お子さんたちは親に言われて仕方なく、といった感じで来た可能性が高い。
運営サイドも急な話だったので、お互いに緊張しながら手探りで接していました。
お菓子とカードゲーム、BGMにボカロという、最低限の環境を構築しての居場所ではありました。
最後に子どもどうし仲良くなったり、今ひとつ噛みあわなかったり、子どもによって状況は様々でした。
また来月来てもいいし、いまいちパッとしないからまたしばらく様子を見てもいい。
運営側としては、月1での場所の開放をひとまず継続していけたらと思っています。

親御さんの集まりも少しずつ大所帯になってきており、常連さんに加えて、毎回新規の方が加わるようになってきています。
次回から2グループに分かれて話し合う場を作るかもしれません。
いずれにしても参加者の皆さんの意見と要望に沿って決めたいと思います。

次回の親の会+子どもの居場所は、5月21日(土)18:00から、苫小牧市民活動センターで開催します。
部屋の割り振りが未定なので決まり次第、改めて告知します。
親御さんの部屋と、お子さんの部屋は別々になります。

子どもの居場所については、もうひとつ『ゲーム学習会』があります。
こちらも気が向いたらで構いませんので、ぜひ顔を出してみていただければと。